最新の医療事情などの情報

最新の医療事情などの情報

  • 2018年04月01日

    平成30年度診療報酬改定について

    前回、介護報酬改定を取り上げましたが、診療報酬改定についても、団塊の世代が75歳になる2025年を目前にした点数改定で、「在宅医療の推進」に向けた改定が行われています。

    厚生労働省発行の「平成30年度診療報酬改定の概要」において「質の高い在宅医療・訪問看護の確保」、「医療と介護の連携の推進」と明記されており、次のような見直しが行われます。

    訪問診療が必要な患者が複数の疾患を有している等、在宅医療ニーズの多様化に応えるべく、「2ケ所目の医療機関による訪問診療」に関する評価が追加されます。


    〇在宅患者訪問診療料Ⅰ


      2 他の医療機関の依頼を受けて訪問診療を行った場合

       同一建物居住者以外 830


       同一建物居住者   178



    ※在宅時医学総合管理料等の算定要件を満たす他の医療機関の依頼を受けて訪問診療を行った場合に、一連の治療につき6月以内に限り(神経難病等の患者を除く)月1回を限度として算定。

     

    また、在宅支援診療所以外の医療機関も積極的に在宅医療を実施している背景より、「複数の医療機関の連携する24時間体制の確保」、「在宅支援診療所以外の医療機関による医学管理の評価」に関する新加算が増設されます。


    〇継続診療加算 216点(1月に1回)

    ※当該保険医療機関の外来又は訪問診療を継続的に受診していた患者であること。



    ※算定患者ごとに、連携する医療機関との協力等により、24時間の往診体制及び24時間の連絡体制を構築すること。



    ※訪問看護が必要な患者に対し、訪問看護を提供する体制を有していること。



     

     

    その他、「患者の状態に応じたきめ細やかな評価」、「末期の患者への緊急対応の評価」、「ターミナルケアの評価の充実」にも焦点を当てた改定となっており、今回の改定を受けて在宅医療がどのように変化していくのか、注目されるところです。


  • 2018年03月01日

    2018年4月の改定について

    2018年は、診療報酬改定、介護報酬改定、障害福祉等サービス報酬の「トリプル改定」と言われており、医療・介護政策の大きな節目となっております。

    それぞれの改定の骨子が発表されてきておりますが、介護報酬改定の中で、在宅医療に関する加算が新設されましたので、取り上げたいと思います。


    ①ターミナルケアマネジメント加算 400単位/

    ターミナル期に頻回に利用者の状態変化の把握等を行い、主治の医師等や居宅サービス事業者へ情報提供するケアマネ事業所に対する評価を設ける。

    著しい状態の変化を伴う末期の悪性腫瘍の利用者については、主治の医師等の助言を得ることを前提として、サービス担当者会議の招集を不要とすること等によりケアマネジメントプロセスを簡素化する。


    末期の悪性腫瘍の利用者又はその家族の同意を得た上で、主治の医師等の助言を得つつ、ターミナル期に通常よりも頻回な訪問により利用者の状態変化やサービス変更の必要性を把握するとともに、そこで把握した利用者の心身の状況等の情報を記録し、主治の医師等や居宅サービス事業者へ提供した場合を新たに評価する。

     

     

     

    ②特定事業所加算(Ⅳ) 125単位/月 (平成31年度より施行)


    特定事業所加算()()のいずれかを取得し、かつ、退院・退所加算の算定に係る医療機関等との連携を年間35回以上行うとともに、ターミナルケアマネジメント加算を年間5回以上算定している事業所。

    (資料:社保審-介護給付費分科会 第158回(H30.1.26 資料1
    平成30年度介護報酬改定の主な事項について)

     

     

     

    上記改定の他にも入院時情報連携加算、退院・退所加算の評価の見直しも行われる予定です。


    診療報酬には以前よりターミナルケアの評価が設定されており、終末期の患者様における、ケアマネージャーを中心とした介護事業所と病院、診療所の連携をより一層推進する改定となります。

     

     

     

    私共も在宅での療養をされている患者様を中心とした、各関係者様の連携の架け橋となれる様努めてまいります。


  • 2018年02月01日

    最期を迎える場所について

    先日、とある地域の意見交換会にて、下記のような資料を拝見しました。

    ・最期を迎えたい場所(希望)
      ・病院・診療所…17.9%
      ・自宅…49.5%
      ・老人ホーム・介護老人保健施設…3.3%
      ・その他…2.3%
      ・わからない…27.0%

    ・最期を迎える場所(現実)
      ・病院・診療所…80.3%
      ・自宅…12.6%
      ・老人ホーム・老人保健施設…4.8%
      ・その他…2.3%

    (資料:平成26年版厚生労働白書 ~健康・予防元年~ 最期を迎える場所~希望と現実 より)

    出来るだけ在宅での療養を希望する方が多いにもかかわらず、現実は最期は病院で迎えるケースが7割超を占めています。
    訪問診療では、看取り、終末期・緩和ケアの実施も可能です。
    当機構では、患者様やご家族様、診療に関わる全ての方々への「訪問診療」の普及のため、情報を提供して参ります。

  • 2016年04月05日

    2016年4月からの診療報酬改定

    診療報酬は2年に1度改定されています。
    超高齢化社会が迫る中、医療費が2025年には50兆円以上になると言われています。
    2016年度の診療報酬改定では、医療費負担を減らすために大病院、かかりつけ医、薬局、薬剤師への報酬を引き上げし、役割をより明確化することで効率化させることが目的となっています。
    診療点数が下がったことにより、患者さんにとっては利用しやすい環境が整っていくと共に、地域にあるかかりつけ医をより身近で頼りになるものにすることで、安心できる在宅生活を目指していくとのことです。


  • 2015年06月25日

    もしもの時に備えて

    先日、地域医療の意見交換会において、ある救急隊員より高齢者に対する救急対応の現状についてお話を伺うとともに、以下のような「お願い」を周知して欲しいとの要請を受けましたので、ご紹介させて頂きます。


    (救急隊のお願い)


    救急隊が駆け付けた場合、まずは、ご本人もしくはご家族に既病歴を伺います。 ご本人から既病歴を伺えず、ご家族不在の場合には、必ずご家族の方と連絡を取るようにします。


    中には、家族と連絡が取れないことを理由に救急搬送の受け入れを拒む病院があったり、主治医の連絡先が書いてあっても連絡がつかなかったり、主治医から情報収集できないことの方が多い傾向にあります。


    その為にも、日ごろから冷蔵庫など、人目に付きやすい場所に「ご家族の連絡先」を表示しておいていただくことで、一刻も早く、病院等への搬送につながるので、まだ準備されていない方は是非とも取り組んで下さい。


     


     


  • 2015年02月01日

    訪問診療 利用者広がる

    先日、当社の顧問先であるクリニックの院長が、周辺地域のケアマネージャー向けに「訪問診療」に関するセミナーを実施するとのことで聴講してきたのですが、驚くべきことに「ケアマネージャー」の職務に就きながら、「訪問診療」のシステムについて理解されていない方が数多く見受けられたのです。


    高齢化社会、社会保障費の財源不足 ・・・・ その解消策のひとつとして、国が推進している「訪問診療」が、現場スタッフのみならず、利用者側にもあまり浸透していない様相から最近では、一般紙でも数多く紹介されるとともに、訪問診療に携わる医師の普及活動に奔走しているとさえ伺えます。


     


    これから記載する内容は、当社が定期的に行っている社内勉強会にて使用した資料(平成241128日付の「日本経済新聞」(夕刊)に掲載されたもの)を抜粋したものです。


     


    『訪問診療 利用広がる』


     


     「病院に行くのが難しい人や、病気を患いながら施設ではなく自宅で過ごしたいと希望する人のために、医師が定期的に患者宅を訪れて診療する訪問診療が広がってきた。」


      ・・・・(中略)


     「岡山市では訪問診療を担う医師の数を増やそうと、全国に先駆け、今年6月から「訪問診療スタート支援事業」を始めた。これから訪問診療を始めようとする医師に対して、すでに実施している医師がアドバイザーとなる制度だ。診療の現場にも共に出かけ、ノウハウを学ぶ。「関心はあるが最初の一歩が踏み出せない医師も多い。そのハードルを取り除きたい」と岡山市保健福祉局の保険・医療・福祉連携担当課長は語る。」


      また、「訪問診療は全国共通の制度で、診療を行う施設も増えている。訪問診療を担う医師の数には地域差があるので、どこでも同じように診療を受けられるわけではないが、厚生労働省によると24時間体制で在宅医療を提供する在宅療養支援診療所の届出数は2006年の9434に対し、2010年は12487まで増えた。今後は訪問診療を求めている人と、担う医師をどう出会えるようにするかも課題の一つになる」と紹介されている。


     


    当社では、今後、本格的に迎える「超高齢化社会」に向けて、この「訪問診療」の普及と利用者目線に立った医療提供のあり方を訪問診療に携わる医師の方々に提供し続けて参ります。


  • 2012年11月07日

    ホームページをオープンしました

    今後患者・ご家族様、施設様のお役に立つ情報を提供してまいります。
    どうぞよろしくお願いいたします。